公益財団法人 京都産業21 京都次世代ものづくり産業 雇用創出プロジェクト

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「第2回産学交流セミナー」開催報告【講演内容】

日時:平成30年7月25日(水)14:00~16:00

 

会場:北部産業創造センター

 

参加者:16名

 

「竹の生物学的特徴の解明とセルロースナノファイバー製造への応用」

講師:岡久 陽子 氏(京都工芸繊維大学 繊維学系 バイオベースマテリアル学専攻 助教)

 

竹は無性繁殖による成長の速さが高く評価され、木材科学をはじめ建築学、工学関連など多方面から新規利用法の開発や研究が進められています。しかし、その用途は装飾材など極めて限定的であるうえ、大部分が海外からの安価な輸入竹原料で賄われているため、国内の竹使用量は年々減少しており、その結果、国内の竹林放置による里山や植林地の侵食、森林生態系の破壊が危惧されており、このような状況の改善ためにも竹材の新たな用途展開が求められています。

一方で近年、植物材料由来のセルロースナノファイバーおよびそれを補強材料としたナノコンポジットの研究が、次世代の低環境負荷・持続型資源材料として注目を浴びており、ナノファイバー利用の可能性は急速に広がっています。竹材の新たな用途展開につなげるべく、竹材本来の機能や特性の解明、また竹独自のナノファイバー製造技術の検討についてご講演いただきました。

 

講演内容

 

「ナノセルロース材料の高機能化に向けた形状評価と表面改質」

講師:清水 美智子 氏(京都工芸繊維大学 繊維学系 先端ファイブロ科学専攻 助教)

 

セルロースは地球上で最も豊富に存在するバイオマスであり、石油依存型社会から環境調和型社会への転換の中でその有効利用が期待されています。木材などから得られるセルロースミクロフィブリルの分散物は現在ナノセルロースと総称され、高アスペクト比、高結晶弾性率といった優れた材料特性を有しているナノセルロース材料は、現在透明フィルムや複合材料の補強材としての産業利用が検討されています。

本講演ではナノセルロース材料の新規開発に向けた基礎的研究として、濁度測定によるナノセルロースの幅の簡易評価法と、イオン交換法により表面改質を行ったTEMPO酸化ナノセルロースの材料特性について最近の研究結果も含めてご紹介いただきました。

 

講演内容

 

お問い合わせ先:公益財団法人京都産業21北部支援センター(TEL:0772-69-3675)